
「患者さんが主役」の在宅医療に出会ったのは医学生時代、佐久総合病院での研修医時代には昭和20年代から行われてきた伝統ある訪問診療を指導頂き、名古屋市内の在宅医療機関で小児在宅医療に出会いました。またその間に、検査に頼れない中でいかに正確に診断し治療を行うか、という在宅医療の大きな課題の解決のために「病歴聴取と身体診察から診断を導く」プロフェッショナルである名古屋大学総合診療科で2年間の勤務も経験しました。在宅医療にかかわるようになって15年が経過した2016年に訪問診療所下島を開設、「退院したいけれども診てくれる医者がいない」という悲しい思いをする患者さんがいなくなるよう努めて参りました。時代は巡り在宅医療にスポットライトが当たるようになり、今や多くの医療機関が訪問診療を行うようになっております。量が満ちてきたら、当然質の高さが求められてゆきます。
この機会に私たちは春日井市松新町に場所を移し下島クリニックとしてフィールドを拡げて診療を行うこととしました。
「医療は生活の中にある。訪問診療により生活の場に医療を届け、人生を伴走する医療者でありたい」という基本理念は変えることなく、これまで以上に地域に貢献する医療機関となります。皆様、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
下島クリニック
院長 下島 卓弥
略歴
- 2000年 群馬大学卒業、佐久総合病院、名古屋大学総合診療科、(医)あいち診療会勤務を経て2011年10月より勝川ファミリークリニックに在宅医療部門を立ち上げる
- 2016年9月訪問診療所下島を開設
- 2025年8月移転、下島クリニックに改称